言語学概論III
専門分野を問わず、世に「ことば」に興味を持たない人はいないと言ってもよい。このクラスは言語学に馴染みのない学生を対象に、言語学では「言語の何を」「どう扱うのか」についておおまかな理解が得られるように構成されている。一部の議論は生成文法の考え方を中心とした内容である。
前期では言語学に含まれるいろいろな下位分野(語彙論、音声学、音韻論、統語論、語用論、社会言語学、歴史言語学、心理言語学、神経言語学)における方法論と主だった成果を概観し、後期では前期で学んだ知識を踏まえて、人間の言語知識についてより深く考察するために幼児の母語の発達過程を取り上げる。教科書およびプリントの予習に基いたディスカッション(後期では発表)を行い、その内容の理解を深めるために、世界の様々な言語データを分析する「課題」とレポートが課される。
履修者の声【授業内アンケートではなかったので、1件しか回答がありませんでした】
- “言語学”という言葉を知っている程度だった私でも、最後までとても楽しく参加できました。概論ではありますが、色々な実験やデータのお話も聞けて面白かったです。