会場担当校の方へ:
学会側と会場担当校の仕事の分担について
学会側には、年会実行委員の中に保育室担当が一人います(現在は加藤です)。
担当校の方でも保育室係を一人決めていただくと仕事がやりやすいと思います。
これまでの経験から、最もやりやすい(トラブルの少ない)仕事の分担をまとめ
ました。とはいっても、現場にあわせて、適宜対応していきたいものです。
(1)天文学会事務局の仕事
◯ 請求があった場合に、費用を支払う(畳レンタル代、保育者派遣会社
への払い料金など)
◯ 学会保管のもの(カーペット:必要な場合)の搬入、搬出
◯ 親から保育料金を徴収し、領収書を発行する。
○ 必要に応じてイベント保険の手続きをする(保育者派遣会社の保険が
充実している場合は不用)。
(2)年会実行委員(保育室担当)の仕事
◯ tennet 等で保育室設置のアナウンスをし、応募をとりまとめる。
○保育者派遣会社を選定する。原則として全国ベビーシッター協会加盟の
会社。加盟会社がない地方もあるので、その場合は、遠方の加盟会社から
派遣してもらうか、または開催校に地元の会社の選定協力をお願いする。
◯ 派遣会社に依頼する
(保母さんの人数は子供の人数から自動的に決まる)
◯ 保育料金を設定する。
◯ 全体的な管理運営(会場の施設について、担当校に確認するなど)
会期中
◯ 初日の朝(担当校の保育係と顔あわせなど)
◯ 保育者との連絡、親との連絡(必要がある場合には、会場担当校も協力)
○ 何かあった時の判断
(3)会場担当校の仕事
事前の準備
◯ 保育室として適当な部屋を確保する(和室があれば簡単です、なければ
会場からそう遠くなく、清潔な教室を借りて、机と椅子を運び出す。生協で
レンタル畳を予約する)
◯ 設備の点検、準備(必要なものを運び入れる)リストは以下。
○ 年会実行委員(保育室担当)に保育室の場所を知らせる
(注意)保育室の場所はどこにも掲示しないようにして下さい(誘拐など万一の
場合の防止のため) 親には年会実行委員から知らせます。
◯ 小児科医の場所と電話番号、開業時間の確認
◯ 近くに公園などの遊び場があれば、情報を提供する
◯ 部屋の準備 (綺麗な部屋の場合には特に)ふすまや障子を子供に破られない
ようにかたづける、花瓶などは隠す、危ない道具があれば隠すなど。
会期中
◯ 鍵の管理(部屋をしめたりあけたり:大学の場合は学外者に鍵を渡せないので)
大学外の会場の場合にはその規定に従う
◯ (初日) 会場の点検、必要なものがあれば補充、保育者と顔会わせ等)
◯ (最終日)保育室のそうじと点検
--> 隠した花瓶や襖などをもとに戻す
○(レンタル畳を使用する場合)搬入と搬出の立ち会い
<担当校の方へお願い:その場にあわせて無理ない準備を>
設備については、無理のないように、ただし事故などのないように注意して
気楽にやっていきたいと思います。
○ 部屋について<必須>
畳の部屋がありそれを利用できれば簡単です。ないばあいには、教室から
椅子と机をはこび出し、レンタル畳を入れます。生協などにレンタル畳が
ない場合には、学会所有のカーペットを引きます(2枚あり)。
(一般的な注意)カーペットは日に干すか新しいもの。レンタル畳の方が
ベター(子どもの体質によりアレルギーやじんましんなどを誘発するので)
○毛布かタオルケットか夏がけタオル:<必要>
子供の昼寝用に必需品です。ゼロ歳児の場合には、ずっと寝ている赤ちゃんも
います。子供がいっせいに昼寝するとは限らないが、子供が寝た時に
対応できる準備はしておきたいです。
*これらは担当校の方に準備してもらうのが最も便利なので、毎回個人的に
お借りしています。(普通に洗濯してあればOK) レンタルすると、搬入と
搬出の時間に誰かが立ち会わなければならないので、忙しい初日や最終日に
立往生します。
○クーラーボックス:<希望があった時のみ>
ミルクや牛乳、サンドイッチなどを冷やすため、親からの希望があれば
用意していただきたいです。部屋に冷蔵庫が備え付けであれば簡単ですが、
なければクーラーボックスを用意します。(これも個人的に担当校から拝借)
クーラーボックスがなければ、口の広い湯沸しポットとか、ボール箱に新聞紙を
つめても代用可能。寒い季節には必要ないかもしれません。
氷はコンビニで買うとか。(保育時間が短い時は不要です)
○おもちゃ(絵本、おもちゃ、遊具など)<用意は不用>
最近は派遣会社からレンタルできますのでおおむね不用です。
*開催校の方から、すばらしい鉄道模型をお借りした時には、男の子たち
が狂喜してました。
○電気ポット(または湯沸し):<乳児がいる場合>
乳児の申し込みがあり、ミルクや離乳食を作る必要がある場合のためのもの
○ベビーベッド<新生児がいる場合で部屋が狭い時>
新生児の利用者がいる時には場合になる場合がある。
子供の数が多く、あばれまわっている環境なら、新生児を囲って
保護するために必要かもしれない。(保母さんがずっとついているので、
部屋が大きければ不要)レンタルできるが、搬入・搬出に立ち会う必要が
あるので、状況をみて判断する。
○テレビとビデオ<不用>
もし教室にビデオが設置されている場合には、子どもむけのビデオ
ソフトがあればありがたいです。(長時間保育の時に気分転換に)
ただしプロの保育者がついているので、テレビがなくてもOK。
○ラジカセ<なくてよい>
2〜3歳のこどもには、ビデオより音楽テープの方がよい。ただし、
"ぞうさん"などのやさしいテープがある時だけ。
○幼児用椅子と便座 <不要>
<備品について:これまでの場合>
タオルケットや玩具を学会で購入して保管しておく方法も考えられますが、
消毒や保管の安全性、学会事務所のスペース、搬入などの手間を考えて、
天文学会ではタオルケットは担当校に準備していただいています。玩具は
最近ではほとんど保育者派遣会社からのレンタルです。
これまでの例では
(小型、冷蔵庫レンジなど)研究室のもちものを拝借
(クーラーボックス、ブランケット、おもちゃ、ビデオソフト、ラジカセ)
担当校の担当者に個人的に借りる
(テレビ、ビデオ)大学の備品を拝借するか教室に備え付けのものを利用。
(おもちゃ) ベビーシッター派遣会社から持ち込む場合も多い。
(携帯電話)天文学会では使っていません。
(電子レンジ)あまり使わないので無くてよい
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保育室は、親や応援団などがみんなで考えるものですので、困ったときは、担当者
だけが考えるのではなく、利用者もふくめてみんなで対策を考えましょう。
あんまり設備にこだわって、開催が負担になるのは問題です。少々の設備等の不備は
多めに見てもらうことにして、気楽にやりましょう。
講演〆切後しばらくすると保育室の申し込みが出そろいます。子供の都合で
キャンセルもあるので、1週間前に人数を確定して、あらかじめお願いして
ある派遣会社に確定人数を知らせます。子供のことですから、熱を出したり
してドタキャンもあり得ます。申し込みがなくなっても、がっかりしないで下さい。