ヴェネツィアの有名なカーニバル。前に見たのは大学4年の時、卒業前に友達とヨーロッパ 旅行した時だ。偶然ヴェネツィアでカーニバルをやっていた。その時のアルバムでは行列を 見ている。この種のイベントは年々盛んになり観光客で混むいっぽうだ。狭い通りは人で 身動きができなくなりそうだから、すいている日の昼間に見物することにした。駅の売店
道で顔に凝った模様を描いてもらう。片側だけが多いようだ(片側に羽のついた仮面や帽子を かぶるとバランスがとれる)。これは駅前。
サン・マルコ小広場 まだ混雑はそれほどでもないが、凝りまくった衣装のカップルがそこらを歩いている。かなり お金をかけている様子。観光客がカメラをむけるとポーズをばっちり決めてくれる。一人より ペアの方が断然ポーズを決めやすく写真映りもよい。でもね、海がバックなのは素敵なんだけど、 逆光なんですよ。
カーニバルの間は、毎日こうやって二人で歩いているのだろうか。夫婦の趣味か?それとも 雇われた人か?(それにしては歩き方などが素人っぽい)ちなみにこちらの小学校はカーニバルの 期間は学校はお休み。
ヨーロッパはカップルの文化なんだなあとしみじみ感じる。男女のペアでいた方が目立つし つりあいがとれてさまになる。優雅にゆっくり歩いている。毎年凝った衣装を着るのかな?
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それにしても、かわいい所が全然ない。綺麗とか素敵だという表現はあてはまるが、かわいくない。 「かわいい」というのは今やそのまま国際的に通用する日本発の概念となっているが、ファッション に限らず、人形でも文具でも日本のものはかわいい。アメリカにいた時、日本へのおみやげに 困った。人形もおもちゃもクリスマスカードもぜんぜんかわいくない。「キャベツ畑のお人形」と いうひとりひとり顔の違う赤ちゃんの人形が昔はやったが、それがぜんぜんかわいくない赤ちゃんの 人形で、日本ではむしろ醜いというか、ホラーに近い。あかちゃんは黄色人種の顔が丸くて一番 かわいい。(その証拠にわが娘は6ヵ月のとき、アメリカの保育園で、なんてキュートで見たこと ないくらい美人だともてはやされた) 日本の「かわいい」文化は日本人の顔からきているのかも しれない。日本人は童顔だから、こっちにいると中高年でもかなり子どもっぽく見える。
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持っているキンチャクは日本のゆかたのと同じ。
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男の人もど派手に着飾っている。真中の人は相手がいるが、左は男2人で迫力満点。 右の男性、肩のショールがミンクですよ。
こどもの仮装。二人で長時間飽きることなくポーズをとっているのに感心する。 この家族(たぶん)は男の子も仮装していたが、その子は飽きてどっかへ行っていた。 ちなみにこの衣装はこどものカーニバル洋品店で売っていた。
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後ろ姿
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恐い 後ろのホテルから色違いで3人出てきたので、ここに泊まって着替えたのかもしれない。このかっこで 電車には乗らないよね?
かわいい天使がお茶していたので、写真を撮らせてもらった。頭上の天使の輪っかは ヘアバンドに固定されている。
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カーニバル洋品の屋台が並ぶ。よくみると右端にさっき街でみかけた男性2人がいる。ここの 人だったんですね。
地図をみる夫婦 ダンナの方がデジカメでその辺を撮ったあと、奥さんと地図をみて何か相談。
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ショーウィンドーのカーニバル用品をみんなで見たあと記念撮影。 夕方、駅の方へ帰る途中で、仮装グループが次々にサンマルコ広場の方へ歩いていく のに出くわした。夜は人でぎっしりになるのだろう。凝ったグループはそれほど多く なく、頭に帽子や羽をちょっとつけているとか、顔を描いているだけの人が多い。つまり 頭から足まで凝りまくった人々は、朝からずっと街を歩きまわっているのですね。
(2008.2.16)
Copyright M. Kato 2007