ヴェネツィア散歩:その1 -- クイズ編

夫が帰国したので、英語(とイタリア語少々)だけの世界になった。それは構わないのだが、
ヨーロッパでは行動は夫婦単位だから、街を歩くときやレストランに入る時に一人でいるのは
やっぱり寂しい。でもひとつだけ嬉しいのは、気のすむまでショーウィンドーを見ていられること。
わたしって、やっぱり夫に気をつかう妻だったのね?なんて思いつつ、心ゆくまで一軒一軒
見てまわる。そういうわけで、観光客むけの雑貨店があふれているヴェネツィアには一人で
くるに限る。実は春にも夫と来たのだが、始めてではなかったので、写真もとらなかったのだ。 


    

ヴェネツィアはパドヴァのお隣の都市。各駅停車の電車でも30分から50分くらいで着く。
着いたとたんに、水の世界。道路のかわりに運河があり、バスもタクシーもパトカーも
トラックもぜんぶ船。大学4年のときに始めてヴェネツィアに来たときは、なんて面白い
街だろうと感心した。なにせ、水路に信号や交通標識がついているんだから。

   

もちろん船をつかわなくても、歩けばどこへでも行ける。ただし、橋までちょっと遠回りして、
このような橋をたくさん渡らなければならない。車は乗り入れることができないので、足が
丈夫でないと生活するには不便だろう。買物帰りのおばあさんが、橋で重いショッピング
カートをひきずって持ち上げているのをよくみかける。ヴェネツィアはイタリアの中でも特に
高齢化が進んでいるそうなので、お年寄りが暮らすのは大変だと思う。



地面はすべて石か煉瓦で固められていて、土がみえる場所はない。通りを歩くだけでは
木を見ることは少ないが、たまには広場に木が植えられている。最近は木の良さが見なお
されて、少しずつ木が増えてきているそうだ。

さてここでクイズです。 これまでの5枚の写真には共通点があります。それは何でしょう? こたえ

ここにもありました。

では、もう少しやさしいクイズです。次の4枚の写真の共通点は?

(歩いている人物は関係ありません)

こたえ

もうひとつクイズです。十字路にこの掲示があったとき、 リアルト橋へは、どっちに行ったらいいのでしょう?

右へ行くか、まっすぐ進むか、後ろに戻るか? こたえはこのページの最後に。 ではしばらく、クイズなしで街を散歩しましょう。 八百屋さん 魚屋の屋台 みやげもの屋台 近所の人が道のまんなかで立ち話。なにしろ歩くしかないので、他の街よりも 知合いに出あうことが多いそうだ。犬が非常におとなしいのに感心する。 店先で数独のパズルを発見 そういえば、飛行機の中にあった免税品のカタログにも、数独のパズルがあった。電卓みたいな もので、数独しかできない。これまでヨーロッパで買った数独やカックロの冊子は、ちょっと やさしめで私には物足りない。確実に解けるパズルを解くほど、時間のムダなことはない。 (ここで、解けそうで解けないパズルは時間のムダじゃないのかというつっこみは、やめましょうね) 八百屋の写真を撮る観光客 カーニバルで変装する服を売る店には、不気味な人形が立っている。 それでは、このクイズを思いだしましょう。 リアルト橋へ行くには? ヴェネツィアは細道がくねくねと迷路になっているので、観光客がよく通る場所には 名所への道順がこのように出ている。二又になっている時は、どっちへ行っても行きつく 場合もあるが、出て行きどまりの先が運河で橋がかかっていない、という道もある。 方向音痴の私でなくても迷うところ。地図をみて迷っている観光客も多い。 で、十字路にこのような表示があったので、その通りに右へいってから左へ曲がったら、 迷いました。。。。正解はまっすぐ進む、でした。上むきの矢印は見たことがない。 場所によっては、右むきの矢印 「→」が出ていることもあるが、これも進行方向に まっすぐ進むという意味だった。 チコリ トラットリアで食事。アンティパストにはチコリ(イタリアの野菜で少し苦い)を焼いて オリーブオイルをかけたもの。プリモピアット(1品目の皿)はムール貝のスパゲッティ だったが、写真をとるのを忘れた。セコンドピアット(2品目)はイカ墨であえたイカ。 やわらかくておいしい。つけあわせはじゃがいも。 トラットリアのデコレーション。40キロのかぼちゃと生ハム。

(2007.10.26)

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