わたしのイタリア語 (その3) -- アパート探し パドバに着いた翌日からアパート探しがはじまる。不動産屋の店先に 張ってある広告をみて、辞書で解読する。土曜日だったので、開いて いる店は1軒しかなかった。そこのおじさんは英語が話せないので、 知っているイタリア語の単語を総動員して用件を伝える。これこれの 事情で家具つきの部屋を1年間借りたいこと、シャワーだけでなく バスタブがほしい。天文台に勤めるのでその近く。。。 いやあ通じるもんですね。NHKのサバイバル会話と青山の講座に少し通った だけですが、実用会話を勉強したかいがありました。先生ありがとう。
チェントロ(街の中心部)にあるアパートを見せてもらう。イタリア語が 通じたので、一昨日とはうってかわって自信回復。ひょっとして現在形と 近過去だけで1年間やっていけるのかも?? チェントロのアパートは狭くて高い。北東側は治安がよくなく、チェントロの 南西側は高級住宅地。だいたい街の様子がわかってきたので、広告を厳選して 次に見せてもらったところで決めてしまう。その不動産屋も英語は話せない。 つまり大学に近い学生むけのアパートを紹介する不動産屋だけが英語が話せて、 あとは全く話せない。滞在許可証の手続きをする役所も外国人相手が専門の はずなのに、イタリア語のみ。カフェッテリアもスーペルメルカートもイタリア語。 プリペイドの携帯電話についている説明書はイタリア語とドイツ語とフランス語のみ。 イタリア語が少しでもわかると日常生活がだいぶ違う。 あ〜、でもアパートの契約にはもちろんイタリア人の天文学者にお世話に なりましたとも。滞在許可証の手続きも、移民が増えて非常に困難になったため、 イタリア人の助力は必須。お役所の場所が地図とは違ったり、不動産屋の名刺の 電話番号が間違っていたり、院生まで巻き込んで大騒ぎでした。 (2007.3.6)