新星の世界戦略WS

1)開催概要
・日時:2016年1月18日(月)10:30開始 (17:00には終ります)
・会場: 慶応大学  日吉キャンパス(東急東横線日吉駅すぐ) 来往舎(地図の9番)2F、中会議室
・参加費:無料 (参加者には発表の有無にかかわらずお弁当を支給します:無料)
・対象:新星の研究論文の著者(天文学者・アマチュア観測家)
  (注意:学部生や一般の方は参加できません。)
・条件:天文学会100周年記念7「恒星」の新星の部分を読んでくること。

2) 研究会趣旨
新星にかかわる(とくに若手)研究者がふえてきたので、新星研究の現状のレビューや、
何がまだわかっていないか、これから何を研究したら面白いか、などの戦略を
議論します。新星に特化した小人数のWSで、専門的で実戦的な議論が中心です。
今回は特に戦略を意識した議論をしますが、個々の研究発表もうけつけます。


3)参加申込:事前の申込が必要です(資料とお弁当の数を確定するため)
 参加申込は加藤まで。おべんとうの最終しめきりは1月14日。
・名前(所属)
・発表の有無
・戦略をテーマにする人は加藤と相談の上、タイトルを決定。今回は極力こっち。
・研究発表の人は、object 名、何をどう明らかにしたか。結論など
・お弁当 (必要、不必要)

4) 配布資料
発表者は参加者人数分の配布資料を用意して下さい。
資料には、すぐ論文につかえそうな情報をたくさんいれてください
(referenceは極力多数を紹介すること:その場合、具体的な図の番号などもふくめ、
引用をすすめる理由、すすめない理由も簡単につけること)


5) 宿泊案内:
同じキャンパス内にある宿舎に宿泊を希望の方は、加藤 万里子までメールで
お知らせ下さい。食事はつきませんが、後はおおむねホテル並で、机は広く
仕事ができます。

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プログラム
(議論は時間には含みません。盛大な議論を期待します。)

10:30 開始

1。新星の全体像
・加藤万里子(慶応大) 40分(で終るよう努力する) 新星研究の理論的レビュー。新星はどこまで理解できたか
   (何がわかっていて、何がわからないか。)
・蜂巣 泉 (東大 駒場)40分 新星の観測的性質のまとめ。何がわかっているか。
  universal decline law, MMRDやcolor-color関係など

議論:清田 誠一郎、ほか全員


このへんで昼食(お弁当)

2。スペクトルと元素合成
・田実 晃人 (国立天文台ハワイ) 30分  新星爆発のさいの元素合成のレビュー
・内藤 博之(なよろ天文台) 20分 新星のスペクトルから何がわかるか(ストラテジ) 
議論:新井 彰、 河北 秀世(京都産業大)



3。赤外線、ダスト関連
・左近 樹(東大 本郷) 25分 赤外線(ダスト)からみた新星の正体
・川端 弘治 (広島大) 20分 ヘリウム新星 V445 Pup の謎
議論:全員


4。衛星データの新星利用
・河合 誠之(東工大) 15分+議論  TESSの紹介
議論:全員


5。大学間連携
・新井、内藤、川端

討論いろいろ

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参加者(=お弁当の数)左近、蜂巣、内藤、川端(+川端美穂、中岡竜也)、田実、新井、河北、清田、河合、茂山俊和、加藤
宿舎:内藤